仏教の寺町として文化・伝統・工芸が今なお息づく身延地域の様々な体験を通じて、日本の、そして仏教の歴史や文化を五感で感じてみませんか?おひとりでも、ご家族やご友人と一緒でも。新たな発見と感動に満ちた知の冒険に繰り出しましょう。
日本文化に触れながら、かつての婚礼の荘厳な雰囲気を体験できるのが「着物体験」です。宿坊に展示された20枚の立派な着物から1枚をお選びいただき、日本の煌びやかな伝統・文化を体験することができます。どの着物も本物の婚礼で使用されていた高価なもので、その見た目のみならず、重厚な着心地や芸術品のような意匠の美しさは、従来の着物体験と一線を画すアクティビティです。男性用もございますので、カップルやご家族でご参加ください。
天皇家ご献上品のひとつとして知られる雨畑硯。南アルプスの麓を流れる雨畑川で取れる黒く輝く雨畑石を、職人が精緻な技巧で彫り上げた自然と伝統工芸の結晶です。この体験では、その職人の中でも最高の技術を持つ職人が、伝統的な作り方を特別に手ほどきしてくれます。参加者自らの想いを込めて硯を掘り進めることで、日本文化への深い理解と日本の美意識を感じることができるでしょう。職人による作品群も見学可能で、彫刻刀で掘り出したとは思えない曲線美や精巧な模様も楽しめます。
はんこの生産で知られる山梨県の中でも特に市川三郷町の六郷地区は“日本一のはんこの町”を自認するほど、はんこづくりの伝統と歴史があります。この体験では、そんな日本一のはんこ職人に手ほどきを受けながら、お手紙やアート作品のオリジナルマークとしても使える日本の伝統的なはんこを、自分で彫ってお土産に持ち帰ることができます。文字はあなたのお名前や想いのこもった漢字をお選びください。日本文化を学びながら、世界に一つしかないオリジナルのはんこをご家族や友人と作ってみませんか?
世界的にも知られる日本の良質な和紙。山梨県身延町の西嶋地方では、時の戦国大名である武田信玄の命によって興った和紙産業が盛んで、西嶋の清らかな水や気候を生かした良質な和紙の産地として、全国にその名を知られてきました。その地で今なお和紙を作り続ける工房へお邪魔し、和紙の歴史を知り、実際に和紙を漉く体験を楽しむことができます。現在、職人さんの中には女性の方もおり、伝統的な世界で女性が活躍することの意義や可能性も知ることができます。
陶磁品の割れや傷を、漆で修復し、金や銀であえて目立たせ景色として表現する金継ぎの精神は、八百万の神を感じる日本人精神の表れと言えるかもしれません。そんな金継ぎは、フランスやイタリアをはじめとする欧米諸国で特に人気が高い体験のひとつです。実際に職人の手ほどきを受け金継ぎの伝統工芸としての背景や歴史、使用する薬品や技法の話を聞きながら、世界にひとつしかない作品づくりに没頭することで、古くから続く日本人のもったいない精神や美的感覚に共感できるでしょう。
仏像彫刻師の手ほどきを受けながら達磨を作ることができる体験です。喜怒哀楽といった表情のみならず、動物の仏像を彫ろうとするツワモノもいらっしゃいますが、彫り進めることで徐々に仕上がっていく仏像は、皆一様に作る人の顔にどこか似ていくという不思議があります。手のひらサイズの作品なので、お土産や可愛らしい小物として、お家に帰ってからも楽しめる体験です。
日蓮宗の総本山である身延山の寺町で、日本の伝統文化を感じながら、茶道の奥深さを体験しませんか?伝統的な和室で、着物を着た先生が、丁寧に礼儀正しく茶の道とその方法を説いてくれます。一服の茶の中に込められたさまざまな和の思想を通じ、自然と心の安らぎを感じることができるでしょう。日本の美意識と哲学が交じり合う茶道は、日本人だけでなく外国人観光客にとっても心に残る特別なひとときとなること間違いなしです。
日蓮宗身延山の麓で550年の歴史を持つ由緒ある宿坊「行学院 覚林坊」の本堂で、ヨガのインストラクターによるヨガ体験を行います。山々の空気が澄み渡り、静寂に差す陽の光を感じる早朝に、寺の本堂の荘厳な空間で体感するヨガは、非日常での自身の心と体の対話であり、自分についてより深く知るメディテーションの機会となるでしょう。寺町の歴史や伝統を身に纏ったような、穏やかな気持ちと新たなエネルギーを感じられます。
習字に興味があり、日本の美意識と心の調和を感じてみたい方は、写経体験がおすすめです。古来、仏教とともに中国から伝わった写経は、今でも多くの人々に愛されています。その筆を用いて、歴史ある経典を手で写すことで、心が静かになり、深い集中力が生まれます。実際の体験では、お手本となる文字群をなぞるだけで楽しむことができるほか、当寺院の写経は英訳がついているので、意味をかみしめながら楽しく作業に没頭することができます。
日本の歴史文化を語る上で外すことができない書道。参加者それぞれが好きな言葉や名前の漢字を調べることから始め、筆の使い方を学びながらそれをしたためる体験をします。筆を操り、墨の香りが漂う中で自らの感性を紙面に表現する行為に集中することで、自然と心の平穏が訪れます。外国人の参加者の中には、自分が選んだ言葉によって難易度が大きく変わると心配される方もいますが、字の正しさや均整ではなく、想いを表現するアートとして自由に楽しんでいただけます。
山梨県の西部、日本三大霊山に数えられる身延山は坂の町。そんな場所では長距離を簡単・自由に移動できる電動自転車がおすすめです。寺町の風情と豊かな自然を自分たちのペースで心ゆくまで楽しんでみませんか?電動アシスト付きだから、通常なら車で移動するようなロングライドも可能で、気分はまるでオリジナルツアー!そこでは歴史ある町並みや風光明媚な景色が広がり、レンタサイクルでしか出会えない特別な出会いや発見があるかもしれません。
肉や魚を使わず、それに近い食感を思わせる湯葉は、仏教食のタンパク源として仏教とともに発達してきました。日蓮宗の総本山“身延山”がある山梨県の身延地方では、古くから名産のひとつとして椎茸や湯葉が知られています。その製造工程を550年続く歴史ある宿坊で実際に体験し、召し上がっていただくまでがセットになっています。食文化の多様化が進む今日では食にまつわる体験に制限を感じる外国人旅行者も少なくありませんが、この体験はヴィーガンやベジタリアン、グルテンフリーの方でも大いに楽しんでいただけると好評です。
梅干し、しゃけ、昆布などの具材を、炊きたてのご飯で包んで成形した“おにぎり”や逆にお米が具材(油揚げ)に包まれた“いなり寿司”は、古くから日本人のファーストフードです。その手軽さや携行性から弁当としても親しまれ、子供から老人まで愛される和食の象徴であると言えるでしょう。そのおにぎり/いなり寿司をご自身で握ってもらうことで、日本人の食文化や伝統を感じてもらおうという体験です。手作りのやさしさやあたたかさを通じて、食に感謝する日本人の精神性に触れることもできます。
伝統的なうどん打ちの技術を講師に学びながら、手作りの美味しいうどんづくりを楽しんでみませんか?新鮮な地元の小麦粉から生地をこね、シンプルながら深い味わいのうどんづくりに挑戦します。参加者のほとんどが均一の太さに丸めることの難しさに戸惑いつつも、一生懸命作ったうどんの美味しさに、最後はみんな笑顔になります。工場で作られる均一な材料と違い、手仕事を通じた手料理の味は、日本文化への印象とともに、きっとあなたの心に残るでしょう。
日蓮宗の開祖である日蓮聖人のエピソードや霊山である身延山の歴史に触れながら、身延山の要所である三門や御廟所を巡ることで、宗教の奥深さと美しい風景や特別な時間を楽しむことができます。ガイドツアーでは、仏教に関するディープな質問が飛び交うこともあり、インターネットやパンフレットでは知ることができない興味深いお話が聞けるのも、この体験の大きな特徴だと言えるでしょう。
仏教の法具である数珠に使われる石を、好きに選んでブレスレットにする体験です。豊富な種類の石には、まるで花言葉のように意味や逸話があり、石を選ぶだけでもあっという間に時間が過ぎてしまいます。自分や家族、友人のために石の意味や色の組み合わせを考えながら作る世界にひとつだけのオリジナルブレスレットは、どれも美しく想いや力を感じます。このブレスレットを身につけて、身延山の本山をお参りできれば、より仏教や日本文化を深く楽しむことができるでしょう。
550年の永きにわたって、檀信徒や旅行者をもてなしてきた美食の宿坊を切り盛りする女将が、直々に旬の素材を活かした郷土料理を教えてくれる体験です。この地方ではここでしか収穫できない“あけぼの大豆”や名産の湯葉のほか、さまざまな旬菜が存在し、料理教室のたびに新しい発見があるでしょう。お作りいただいた料理は、ランチとして召し上がっていただけるので、日本文化や食文化、郷土料理や料理方法に興味がある方には特におすすめの体験です。
身延山の特産であるあけぼの大豆(GI認証)を使った味噌づくり体験。あけぼの大豆はこの身延地方でしか採れない不思議な大豆で、通常の大豆と比べて1.6倍も大きく、甘味も強いのが特徴です。味噌作りには、この地で多くのお客様をもてなしてきた宿坊の女将と、大豆の生産者が指導してくれます。大容量での作り込みが前提で4人からのツアー催行となりますが、家族・友達旅行のほか企業旅行の食にまつわるチームビルディングとして楽しまれるお客様もいらっしゃいます。作った味噌はお土産に持ち帰り、翌年の秋から召し上がれます。
神社やお寺を参拝した「参拝証明」として押印される印章や印影のことを”御朱印”と呼び、その “御朱印”を納める手帳をハンドメイドできる体験です。この手帳は、いわば「神仏とのご縁の記録」であり、仏教や日本文化に興味がある人なら、ぜひ持っておきたいアイテムです。日本に数多ある神社やお寺では、それぞれが個性的な御朱印を持っているため、御朱印帳巡りという楽しみ方もメジャーなので、仏教の町・和紙の町“みのぶ”に来た際には、ぜひ挑戦してみてください。
550年の歴史を持ち、徳川家にも縁があるお堂で、日蓮宗のお題目である「”南妙法蓮華経”を繰り返し唱える」という修行を、僧侶指導のもと体験します。この唱題行は僧俗一体と呼ばれ、お坊さんと一般人が一緒に歩める修行として、日蓮宗で最も大切な修行のうちの一つとされているそうです。同じ言葉を、最初はゆっくり、徐々にペースを上げていくため、外国人旅行者でも無理なく参加できます。荘厳なお堂に響くお経の声に、一体感と心が洗われるような感覚を覚えることでしょう。
ディープな日本のカルチャーを体験できると、にわかに外国人旅行者から人気が高まっているカラオケスナック体験です。日蓮宗の総本山である身延山は情緒あふれる寺町で、ナイトライフが少ないですが、地元の人も通う人気のスナックでカラオケを楽しめるツアーを企画しました。昭和情緒あふれるお店で地元の人も巻き込んだ日本のナイトカルチャーを楽しみましょう。
日本一のブドウの産地として“ぶどう県”を自称する山梨県。もちろんそのブドウを使った地場ワインの生産も盛んで、ワイン好きの方にはたまらないエリアです。そんな山梨県の中でも、月の満ち欠けがもたらすブドウへの影響を重視するという独自のワイン哲学を持ち、特に赤ワインが美味しいと評判のドメーヌヒデを見学できる体験です。オーナーのこだわりと美味しいワインのテイスティングに、思わずお土産も多くなってしまうこと間違いなしです。
230年の間、山梨県の西部を南北に貫く富士川舟運で栄えた増穂地域。同地のお米を清浄な水で醸した日本酒ブランドの春囀天(しゅんのうてん)は、その美しい名前に似合ううっすらと上品な酸味と柔らかい旨みが特徴です。その酒蔵にお邪魔させていただき、日本酒の製造工程を見学できる体験です。杜氏の方のお話や徹底管理された工程の見学は、お酒好きの方でなくても興味を持って楽しめること必至です。日本酒の味の秘密に迫るツアーとして、多くのお客様に人気があります。
質の高い和紙としてその名を知られる西嶋の和紙に、筆と墨を使って好きな言葉やイラストをしたためたオリジナルのワインラベルを作る体験です。西嶋の和紙はその美しい墨の滲み方に特徴があり、漢字やひらがなといった文字に限らず、簡単なイラストを描いても、まるでアーティストが手がけたラベルのように見えてきてしまうのが不思議です。もちろんワインはお持ち帰りいただけるので、大切な方に想いを込めたプレゼントにもなると好評です。
質の高い和紙としてその名を知られる西嶋の和紙に、筆と墨を使って好きな言葉やイラストをしたためたオリジナルのワインラベルを作る体験です。西嶋の和紙はその美しい墨の滲み方に特徴があり、漢字やひらがなといった文字に限らず、簡単なイラストを描いても、まるでアーティストが手がけたラベルのように見えてきてしまうのが不思議です。もちろんワインはお持ち帰りいただけるので、大切な方に想いを込めたプレゼントにもなると好評です。