
食の秋、芸術の秋、行楽の秋。日本の秋にはさまざまな呼び方が存在します。その全てを五感で体験できる場所が、東京から車でたった2時間の場所にあります。それが山梨県の西部、比叡山と並ぶ日本三大霊山のひとつ、身延山久遠寺の麓に広がる750年の歴史ある寺町とその伝統文化が今なお息づく身延地域。身延とは「身(命)が伸びる」、つまり身体健全、無病息災の想いが込められた名前の地域です。
その地で550年に渡り、お客様をもてなし、彼らと身延の地を結んできたのが宿坊(テンプルステイ)も営む寺院『行学院 覚林坊』。日本人らしい気遣いの行き届いたホスピタリティ。召し上がる方の食文化を問わない精進料理をアレンジした美味しい懐石料理。そして仏教文化、日本の歴史・伝統を五感で感じるアクティビティの数々。その魅力を体験した海外のお客様からご好評をいただき、宿坊『行学院 覚林坊』は、今や世界中から、特に欧米系の外国人観光客の方々が多く訪れる宿坊に成長しました。そんな当寺院では、より多くの方に日本の伝統・文化を体験してもらおうと、これまで以上にブラッシュアップしたアクティビティを提供しています。
伝統的な婚礼に用いられる着物を使った本格的な着物体験。書家の先生の丁寧な指導のもと、ご自身のお名前や愛するご家族の名前を写す写経体験、僧侶による家内安全や傷病平癒を祈る読経体験。そのほか、16を数えるアクティビティは全て、永い寺町の歴史を持つ身延だからこそ提供できる特別な価値ある体験です。
この秋は、ぜひ身延山の『覚林坊』で日本の秋を、歴史・文化・伝統と一緒に体験してください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております。

『植物から出るブルーはうすい色ほど真夏の青空に似て美しいです。空の色は藍を建てるわたしの原点です。 佐藤文子』
佐藤文子氏の藍染作品はタデアイ(学名:Persicaria tinctoria)から作られる染料「すくも」の藍色です。その染料に満たされた藍がめの中で板を使った「板締め絞り」という染色技法を用いて白と藍の間に存在する無数の色の世界を表現します。直線の板を使って、布を畳んだり曲げたりしてシャープさを表現し、布のしなやかさを利用して曲線を描く。多くの藍染が漂白剤により白を強調するのに対し、同氏の作品は漂白剤を一切使わず、布のもつ白さを活かし、板締めの強弱によってのみその奥深い世界を創りあげています。その美しい作品群と高い技術力は国内外で高い評価を得ており、数多くの展示会の実績のほか、彼女の工房を訪れようと海外のお客様も多くいらっしゃいます。
そんな同氏の作品を一堂に会したインスタレーションが、10月20日-24日の間、身延山の『行学院 覚林坊』で開催されます。行学院 覚林坊は、550年続く身延山の宿坊で、その日本らしいホスピタリティや精進料理をアレンジした美味しい懐石料理、歴史・文化・自然を五感で感じるアクティビティの楽しさから、今や世界中から多くのお客様が訪れる人気宿。この両者が織りなす古来日本の技術・伝統・文化が凝縮した時間を体験してみませんか?
インスタレーションにはご宿泊のお客様はもちろん、ランチやディナー、オリジナルデザート&ドリンクのみのお客様でもお楽しみいただけます。芸術の秋、食欲の秋、行楽の秋。山梨県身延の『行学院 覚林坊』で、日本の藍に触れてください。